お久しぶりです。ついに月1更新すらもままならなくなってきた私です。
自動車整備士の方ならわかるんですけど、2月と3月は厳しいくらいの繁忙期でして・・・。

まあそれは置いといて。
今回は前回発覚したマスターシリンダーからのフルード漏れを修理します。

簡単に流れを説明すると、
・マスターシリンダーのピストンを交換する。
以上ですw

簡単そうに聞こえますがブレーキは重要保安部品です。
この記事はDIYによるブレーキ分解を推奨するものではありません。
しかるべき資格やスキルを持たない人は素直にバイク屋さんに持っていきましょう。

・・・まあ今は閲覧してる人が少ないけど、この記事真似してケガとかされても困るので。

では画像も込みで行きましょう。



マスターシリンダー内のブレーキフルードを抜きまして、マスターシリンダーを外します。
別にフルードは抜かなくても外れますが、外すときに飛び散って服やタンクについたりロクな事にならないので
よほどの自信がない限り抜きましょう。
塗装面についたまま放置すると塗装が剥がれます。

にしても汚いフルードですね・・・。
あまり交換してなかったんでしょうか?


マスターシリンダー摘出完了の図。


で、ブーツを引っ張ってやるともうマスターピストンが見えます。
ですが、ピストンはCリングで押さえられているので外してやる必要があります。


ここで登場するのがスナップリングプライヤー。
特殊工具になるのかな?
先端をCリングの穴に突っ込んで押し広げたり縮めたりして外す工具です。
近場のホームセンターで1500円くらいでした。

Cリング摘出完了の図。
簡単に書いてますが、実際は錆びついていてなかなか外れませんでした。
556を吹きつつスナップリングプライヤーを15分ほどニギニギしてようやく外れました。
ピストンの状態を見るのが楽しみです。(絶望)



ピストン摘出完了の図。
まあ期待通り錆びまくりですね。こりゃフルード漏れても仕方ないです。
ピストンはCリング外して引っ張れば抜けますが、スプリングの力で飛び出てくるので注意です。
部品がついていた向き、順番をよく覚えておきましょう。
整備の基本です。

ピストンが外れたら、シリンダー側もきれいにしておきましょう。
よっぽどのことがない限りありえないですが、シリンダー側にも錆が出ていたらマスターシリンダーASSYで交換です。
下手すりゃ社外のマスター使ったほうが安上がりになります。

これが新品のピストンキット。
ホンダ純正です。
純正品番は45530-MN9-305
NS-1なんかと一緒のやつですね。

社外もあるんですが、あんまし値段も変わらないし、それだったら信頼性のあるほうをと選びました。



画像からもわかる通り、ピストンだけでなくブーツ等もすべてセットになってます。

これを組み込んでいきます。
ブーツは2つついていますが大きさが違うのでよく見て付けましょう。

組付けたら戻していき、ブレーキフルードを補充して、ただひたすらブレーキレバーをニギニギします。
泡が出てくるはずなので、でなくなるまでやります。
いわゆるエア抜きってやつです。

泡が出なくなったら完了です。

以上!ついでにフルード全量交換もしたんですが、あからさまにブレーキのタッチが変わりましたね。
リアのマスターのことは考えたくないです。まあいずれ向き合わなきゃですが。

次回!クーラント交換とチェーンリベンジの巻!
いつに書くかは未定です!