左のウインカーがハイフラを起こすという現象が起き始めました。
それもハイフラが起きたり起きなかったり、
典型的なウインカースイッチ不良かウインカー側のアース不良の症状だと思い、ウインカーを確認すると…

もうなんとも嫌な予感しかしない色をしていました。
開けてみましょう。

おぉぅ…

ウインカー本体とレンズの間のパッキンが劣化して水が侵入し、サビたみたいですね。
これではアースもクソもありません。

ウインカーの球も錆びて固着しきっていて外れません。

ちなみにウインカー球の下の出っ張りはレンズ取り付けのネジです。
錆び付きから劣化して折れてしまいました。

レンズの方は…?

はい、予想通り。
サビ汚れってこするだけじゃ完璧にキレイにはならんのですよね…

と言うことでウインカーの球はCRC浸けにして放置、先にレンズをキレイにしてみることにしました。

レンズ等の錆汚れにはすごく効果的な洗剤があると聞きました。
これです。ハイドロハイター。
衣料用なので本来の使い方とは違いますが・・・。
ホームセンターで300円くらいで売ってます。衣料用洗剤のコーナーに。

これをお湯に溶かしてレンズを漬け込みます。
こんな感じで。
12時間ほど放置すると・・・

こんな感じにクリアになりました!
(ネジ折れの関係で逆のウインカーに装着しましたが)

で肝心のウインカー本体は・・・


復活しませんでした。
完全に固着。
もぅマヂ無理。

つーことでウインカーを新しく買いました。
Amazonとかでよく売ってるLEDウインカー。
通常の点滅タイプとシーケンシャルタイプ(流れるアレ)がありますが、シーケンシャルが嫌いなんで点滅タイプにしました。

取り付けは簡単。旧ウインカーを外して新しいウインカーをつけるだけ。
取り付けるのは簡単ですが、正常に作動させるには工夫が必要です。

まずウインカーリレー。
LED対応品に変えましょう。
変えないと高速点滅(ハイフラ)します。
タンクの下についてます。
VTRのウインカーリレーは3ピンです。
3ピンのものを買いましょう。

で、純正のウインカーリレーと社外のウインカーリレーってピンの形状が違うんでポン付けできません。
変換のコネクターを作りました。

ん雑ぅ!
コネクタ部分は廃車のホンダのバイクから拝借しました。
廃車のホンダ車がない方はカプラーを買ってください。
正直事前に買っておけばよかったと思ってる。安いし。

リレー側は250型の平形端子で接続します。
これはホームセンターで売ってます。

接続先は、
黒/橙線をリレーのB
白線?をリレーのL
緑線をリレーのE
です。

これでリレーは完了。
こんな加工したくないよって人は配線加工なしで付けられるリレーがあるんでそっち買ってください。
これならポン付け。

で次はメーター内のウインカーインジケーターに細工をします。
これをしないとウインカーを左右どちらに作動させても全点灯しハザードになります。

理屈を説明すると長くなるんで、簡単に説明するとウインカーインジケーターには左右どちらのウインカーのプラス線が入力されています。
普通の電球であればもう一方のウインカー球に電力が行く前に電球で電力が消費されるのですが、LEDは消費電力も動作電力も低いのでもう片方のLEDまで電力が行ってしまいます。
これがハザード現象の真実です。

では電力が行かないようにはどうすればいいか?
電力を一方通行にしてもう一方のLEDに行かないようにすればイインデス!(川〇〇英風)

で、出てくるのが整流ダイオード。
こいつが一方通行にしてくれます。

はじめはオートバックスで買おうと思ったのですが、5Aのものしかなくて・・・。
デカくて収まらないので1Aのものを楽天で買いました。

こいつをここに接続します。
まずはこの電球ソケットを切ります。
はんだ付けするくらいの配線は残して切りましょう。

で、切り落としたソケット配線にどちらでもいいので、ダイオードを接続します。
ダイオードを車体側の配線に接続します。
余ったソケット配線をどこでもいいのでアースします。
終わり!
イメージとしてはこんな感じ。

・・・絵心がないからね。
急ぎで書いたし、仕方ないね・・・。

注意点としては、ダイオードには向きがあるので注意すること。
電球側に電力が行くように接続することですかね。

ここまでして、ようやくLEDウインカーが正常に作動するようになります。
実際作動させましたが、無事に動いています。

しかしこのウインカー、ダッサいなあ。
いずれ変えよう。